「テープチェンジします」テレビ業界は未だにテープが使われている
こんにちは!On deskです!
今主流の一眼レフやビデオカメラの記録媒体といえばSDカードですよね、もしくはCFカード、マイクロSDカードなどが多いと思います
自分も普段撮影する時ははSDカードかCF、マイクロSDカードを使っています!
ですがテレビのバラエティー番組などでは実はいまだにテープを使用していることが多々あります!!
自分は大学卒業後テレビの製作会社でお仕事をしていたのですが、最初に現場で実際にテープを手渡された時に衝撃的だったのを今でも覚えています(笑)
心の声(ええっ!?今時ビデオテープ!?これ持ち歩くの!?しかも40分しか録画出来ないのかよ!!)
正直に言うと入社してから退社するまで理由がわかっていてもずっと今時テープかよっ!と思い続けながら働いていました(笑)
テレビ業界がテープの理由
テレビ業界が未だにビデオテープを使用し続けている理由としてはズバリ!
テープからデータの移行に莫大な金額がかかるからです
テープからデータへ移行した場合変更しなければいけないものは
(1)撮影機材
(2)編集機材
(3)運用方法(管理方法など)
(4)関係者や撮影スタッフの考え方、心持ち
金額が関係する(1)〜(3)は一つの会社で収まる問題ではなくテレビ局、製作会社、技術会社、編集会社が今まで整えていた設備を丸々変更しなければいけません
そのためには何億円というお金がかかってしまいます
なのでゆっっっっくり機材を交換していると言うのが現実みたいです
仕方ないけどゆっくりすぎですよね(汗)
ただテレビの現場にいて一番難しい問題だと思ったのは(4)のスタッフなどの考え方でした。当時の上司が言っていたのですが「データは消えるから信用できない」って言う言葉でした
まさかこの時代にそんな言葉聞くとは思わなかった、、
今まで信用してきた機材だから信頼的なものもあるのでしょうが流石に驚きました
結構こうゆう考え方を持った方がテレビ業界には多いような気がしました
とはいえ機材の劣化やテープの生産中止などがあるのでいつかは完全に切り替わるんだろうとは思います
逆にいつかは「テープチェンジします」と言う言葉がなくなると思うとそれはそれで少し寂しいような(笑)
ただアシスタント目線から言うとやはり何本も持ち歩くと「重い」「デカい」「面倒」なのでやはり他の作業効率なども考えて早くビデオテープからデータ管理に変わったほうが良いと思います
もしもテレビ番組を見ていて「テープチェンジ」と言う言葉を見聞きしたら頑張れスタッフと思ってあげてください
おしまいっ!!